美容整形を安心して任せることができるクリニックを選ぶ基準は実績だけで大丈夫?

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プチ整形という言葉が流行ったように、美容整形に対するハードルは下がっています。医療行為を行うクリニックが、エステサロンのように気軽に通うことができるものと認識されている傾向があるからです。しかし美容整形というのは、内容によっては後遺症や命にかかわることもあります。

どのようなクリニックを選ぶかということはとても重要なポイントなのです。

価格だけで選んではいけない

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美容外科というのは、一般的な病院で行われている治療医療や予防医学とは異なる性質を持ちます。

そのため、日本人が加入している健康保険を使うことは出来ず、ほとんどが全額自己負担となるのです。

医療費の価格をクリニック独自で決めることが出来るため、高額になりがちな美容整形代を低価格にして集客しているクリニックも少なからず存在します。ところが低価格にすることで、施術や医療行為自体に弊害も出ます。

例えば、クリニックの経営で大きな経費を占めているのは人件費です。医師だけでなく、看護師や麻酔科医などの人件費を削ることで低価格を実現している可能性もあるのです。美容整形で局所麻酔と全身麻酔のどちらを選択するのかは、手術内容によっても異なります。

本来であれば全身麻酔で行った方がいい手術を、低価格のために麻酔科医のいらない局所麻酔で行い、手術中に患者が意識を失ってしまうという医療事故も実際に起こっているのです。いくら手術を行う医師の腕がよくて実績があっても、手術中は執刀に意識が集中し、患者の血圧や脈拍などに最善の注意が払えないこともあります。

麻酔科医がきちんと立ち会って、手術中に患者の容体に気を遣うことができれば、もっと安心して美容整形の手術を受けられるというわけです。「参考:美容整形 札幌で美容外科を探すなら札幌中央クリニック

局所麻酔の方が安全で、低価格で行うことができると安易に判断するのは間違いなのです。

⇒普段から行えるワキガ対策と美容整形外科でワキガ治療を行う方法

信頼できる医師にお願いする

例えば、とても評判がよくて実績も申し分ない美容師がいるとします。みんながおすすめする美容師だったとしても、自分とどうしても意見や性格があわなかったりする人だったら、大切な髪の毛のカットやパーマをお願いできるでしょうか。

美容師と客が信頼関係で結ばれているように、整形外科医を選ぶ時も、医師と信頼関係を気づくことができるかが大きなポイントとなります。実績が多い医師だと、一般的な事例に基づいて治療計画を提案していきます。その際、患者の意見をあまり聞かずに、医師の意見ばかりを押し付けてくるのであれば、そのクリニックはやめた方がいいでしょう。

確かに多くの実績に基づいた医師の意見は正しいことは多いものです。しかしまずは患者の気持ちやどうなりたいかという希望を聞くことが出来なければ、患者本人が納得して美容治療を続けていくことは難しいと言えます。

患者の希望にすべて沿うことが出来なくても、なぜダメなのかをきちんと説明し、お互いに納得した上で美容治療を進めていくことができれば、最終的に満足のいく結果が得られるのです。そのためにも、自分が心から信頼できる医師にお願いすることがとても大切となります。

形成外科医療の知識をもっていること

美容クリニックというのは、治療内容が美容皮膚科の範囲であることも多くあります。そのため、もともと美容皮膚科を専門に扱う医師が治療を行うこともあります。メスを使わないヒアルロン酸注入などの注入治療は、美容皮膚科が行う治療内容ではありますが、顔の形態を改善するということは、筋肉や骨の構造、人間の生理機能など、様々な方面の知識に富んでいる必要があるのです。

もちろん担当する医師が、形成外科の専門医でもあるという必要はありませんが、少なくとも形成外科的な知識を深く併せ持つ医師の方が、施術を任せるうえで安心と言えるでしょう。実は日本の美容外科には「日本美容外科学会」という団体が2つ存在しています。

全く同じ名前で活動しているのですが、そこに所属する医師というのは異なるものです。Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery(通称JSAPS)とJapan Society of Aesthetic Surgery(通称JSAS)の2つで、前者は大学病院やその関連施設で医療行為に携わる形成外科を専門とする医師が中心となっています。

後者は内科や麻酔科など形成外科以外の領域から参入した美容外科医を中心とした学会で、主に全国にチェーン展開する美容外科医が所属していることが多くなっているのです。JSAPSの入会資格はハードルが高く、5年間以上、日本形成外科学会が認める医療施設などで形成外科に関わる研修を受け、専門医試験に合格した専門医認証を持つ者でなければ入会が出来ません。

つまり美容外科として働いている医師であっても、それ以前は形成外科医として経験を十分に積んでいて、安心して美容整形の施術を任せることができるということなのです。もちろん、JSASの所属している医師の中にも優秀な美容外科医はいます。

学会の所属だから安心ということではなく、ひとつの判断材料として利用するといいでしょう。

なるべく通い続けられるクリニックを選ぶ

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価格だけでなく、自分が今後通い続けられるかどうかも重要なポイントです。美容整形は病気ではないため、一度手術をしてしまえばおしまいと考える人もいます。しかし実際にはアフターケアやダウンタイムの過ごし方はとても大切です。

最近の美容整形は施術時間がとても短く、30分ほどで終了することも珍しくありません。手軽に行うことができるため、アフターケアやダウンタイムも簡単に考えがちですが、自分が思っているよりも体には大きな負担がかかっているということは忘れてはいけないのです。

傷口が腫れたり痛んだりしないように、定期的にケアを行わなければいけない施術もあります。名医がいると評判のクリニックであっても、術後に何回も足を運ばなければならないことは負担になるかもしれません。施術を受けてから数か月後、ときには何年か後に体に不調が出ることもあります。

そうしたとき、すぐに通えるクリニックであればアフターケアも安心です。

⇒美容整形の歴史と技術の発達について

実際に通ったことがある人の意見を参考にする

美容整形を行っているクリニックは、ホームページなどで実績などを確認することができます。ただ、実際に施術を受けた人の写真などはクリニック側が選んで掲載しているものです。そのため、クリニックにとって都合がいい写真だけを選んでいる可能性も捨てきれません。

できれば、実際に通ったことがある、今でも通っているという人の生の声を聞くことがいいでしょう。

身近でそういった意見を聞くことが出来なければ、インターネットサイトで口コミなどを参考にすることもひとつの手段です。最終的には、どこの美容外科を選ぶのかは自分で判断することになります。出来るだけたくさんの情報を集め、信頼して任せられるクリニックと医師を探して美容整形は行うことが重要です。